セラピストという仕事上、制限時間内に施術を行わないといけず、スマホを操作するわけにもいかない・・・ということで流行りのスマートウォッチ Fitbit Versa３で仕事効率化できるか１０日ほど使ってみました。
Fitbit Versa 3の主なスペックは以下の通り
- ディスプレイ: 1.58インチ （約４センチの画面）→女性だと少し大きく感じる
- バッテリー: 最大6日間→常時画面を光らせていなければ３日は持つ
- センサー: 光学式心拍センサー→心拍数がわかるのが地味に面白い
- 防水性能: 水深50メートルまで対応→入浴時に充電するので未知数。
- 音声アシスタント: GoogleアシスタントとAmazon Alexa対応→全く使わなかった
- 健康機能: 睡眠追跡、ストレス管理スコア、20種類のエクササイズモード、Fitbit Pay対応→使わない
- その他の機能：GPS、軸加速度計、ジャイロスコープ、気圧計、温度センサー（プレミアム機能）などがついているがあまり利用していない。
- 値段： ２万〜２万五千の間（アマゾンだとたまに１万円代のときもある）
- 発売日 ２０２０年１０月２日 後継機versa４は２０２２年９月２９日に発売
- 同梱品 専用充電アダプター、予備バンド（長めのもの）
使ってみて良かった点
常時ストップウォッチ（タイマー）を表示してくれる（条件あり）
今まではタイマーを使って施術時間を確認していましたが、角度によってはタイマーが見えにくかったり、時間が来ると音が出て止めなければ行けないなどお客様の不満にもつながるため悩んでいました。スマートウォッチの場合だと設定は必要ですが常時画面に時間を表示してくれることで施術時間でのストレスが解消しました。ただし常にスマホのBluetoothをオンにしていないとなぜかスマートウォッチの画面が消灯してしまい、さらにスマホのGPSがオンの状態だとストップウォッチが二秒遅延することがありました。遅延に関しては仕様なのかは不明です。（単純に離れていただけの可能性もあり）
※通知機能は作業に集中したいためオフにしてあります。
天気予報が地味に便利
この仕事をしているとどうしても天気によってお客様が来店する時間が変わってきます。また洗濯物を干しているときやエアコンの温度調整に天気予報が地味に便利でした。お帰りの際にもお客様にこのあとの天気をお伝えできるので助かっています。
今日の天気であれば時間ごとの天気を確認できます。
バッテリーのもちが良い
スマホだと毎日充電が必要ですがこのFitbit Versa3だと３日は持ちます。一日でだいたい３０％から２０％ぐらいしか減らないので充電切れになることがほとんどありません。ただし充電アダプターが専用のものなので、気になる方は複数持っておくといいかもしれません。
健康機能がダイエットのモチベーション維持に貢献
Versa 3のトップ画面は日時だけでなく、歩数、消費カロリー、心拍数がひと目で分かるようになっており、Fitbitアプリでは日、週、月ごとのデータが見れるのでダイエットのモチベーションに繋がり、積極的に体を動かすようになりました。
リアルタイムで消費カロリーがわかると「今日は〇〇カロリー消費すれば目標達成できる」とやる気がでるので消費カロリーを基準にダイエットしている方にはとてもおすすめです。
注意点として表示される消費カロリーはあらかじめFitbitアプリで設定した身長と体重から出された【基礎代謝】と【リアルタイムで運動した消費カロリー】を足したものになります。【基礎代謝】はある程度誤差がありますが、そこまで気にすることはないと思います。
ちなみに私の家ではタニタの体重計があり、アプリで詳しい数値を確認できます。それで算出された私の基礎代謝は１３２２kcal（こちらがより正確だと思われます）ですが、Fitbitのほうは１３５６kcalでした。（誤差３４kcal）
Fitbitの基礎代謝の確認方法はアプリを開きFitbitを始める前の月日（７月から始めたなら６月のkcalを見る）を確認することで知ることができます。
また、一日の歩数を設定している場合、一時間おきにブルッとバイブし、「そろそろ運動しましょう。あと〇〇歩です」と画面に表示されます。この通知はいらないかなと最初は思いましたが、使っていくうちに長時間座りっぱなしを抑制してくれる事に気づき運動するきっかけをくれるよい機能だと実感しました。
手が濡れていても時間を確認できる
Versa３には防水機能が備わっていて、雨に濡れたり、食器を洗って水がかかったりした程度では壊れません。また料理でタイマーとして使えるのでタイマーの止め忘れが無く、カップラーメンや煮込みの調理など計れるのでかなり日常生活で役に立っています。
スマホ紛失が激減する【電話を探す】
スマホ側のBluetoothを常にオンにする必要がありますが、Versa3には「電話を探す」という機能があり、Bluetoothがつながる範囲であればスマホから音をだして場所を教えてくれます。
家の中で度々お世話になった「電話を探す」機能。上にはウォレット（非接触決済）とありますが手持ちのクレジットカードやSuicaを登録する必要があり、全く使いませんでした。「時計」は時計のデザインの変更ができますが初期画面が一番見やすかったです。またスポティファイは音楽やポッドキャストを再生、一時停止、スキップする など操作ができますがスマートウォッチ本体からは音楽は聞けません。あくまでスマホのSpotifyを操作するデバイスにとどまっています。
気になった点・デメリット
バンドの蒸れ・新しいバンド
作業をしているとどうしても汗ばんできてバンドが蒸れ、かゆくなります。長く使うのであれば風通しのよいバンドを買う必要があります。
バンドの交換は簡単なので、その日の気分で付け替えるのもいいかもしれません。
Versa3にはライト機能が無い
私は夜遅くに退社するため戸締まりで電気を消して鍵をかけなければいけないのですが、真っ暗な中スマホのライトでやるのは億劫・・・そこでスマートウォッチがライト代わりになればと思っていろいろ考えたのですが、Fitbit Versa3にはライト機能が無いようです。画面の明るさを最大にしても足元すら照らせず、結局スマホを出す羽目に。調べてみたのですがどうやらライト機能があるスマートウォッチは少ないようです。
ライト機能があるスマートウォッチ【ガーミン フェニックス７プロ】
１０万近くするし、デザインが男性向け・・・頑丈なのはいいんですが高いし重いので、これ以外でライト機能があるのを探してみます・・・。
充電が専用アダプターのみ
Versa3はスマホとは異なり専用の充電アダプターでのみ充電ができます。
スマホやiPhoneだと充電器のシェアができますが、スマートウォッチだと専用アダプターでのみ充電が多いようです。中にはC
タイプで充電できるものもありますがあまり数は多くないようです。
下の画像はVersa3専用充電アダプター。画面の部分の後ろにくっつけて充電します。
使ってみてわかったほんとに欲しい機能
半月の間、仕事とプライベートでスマートウォッチ【FitbitVersa３】をつけて過ごしてきましたが、使っていくうちに本当に欲しい機能、いらない機能がわかってきました。
欲しい機能
・ライト機能→暗いところの移動やソファやテレビ裏を照らすデバイスとして欲しい
・電卓→画面が大きいならあると嬉しい
・入浴にも耐える防水機能→入浴中の消費カロリーが知りたい
・天気→プライベートで畑をやっているのでリアルタイムで確認したい
・消費カロリーの表示→運動するモチベーション＆達成感を味わえる
・Bluetoothの接続に関係なく常時ストップウォッチの表示→バッテリーの減りを抑えたい
・SOS緊急通報→もしものときに救急車を呼ぶために欲しい。アップルウォッチ・GooglePixelWatch、ガーミンの一部のスマートウォッチには搭載されている。
いらなかった（使わなかった）機能
・睡眠管理→ポケモンスリープで十分
・非接触決済→Suicaを使う生活だったら重宝していた
・多すぎる運動アクティビティ→それなくして値段を下げてほしい
・音楽アプリ操作→音楽は車の運転中でしか聴かないので使わない。
まとめ
短い期間だったがスマートウォッチのメリット・デメリットを体感し、理想のスマートウォッチを探す指標ができた。個人的にはハーウェイのスマートウォッチが良いと思い家電量販店で店員さんに相談したのだがものすごい剣幕でやめといたほうがいいと言われた。（2024年内に独自開発OS「HarmonyOS NEXT」のリリースを予定しており、これによりハーウェイのデバイスはグーグルのOS「Android」と互換性を失うためとのこと。要はハーウェイのスマートウォッチはAndroidスマホと一緒に使えなくなるとのこと。）
また救急車を呼ぶことができる機能はアップルウォッチがダントツで完成度が高く、もしものときのお守りとして重宝します。詳しくはこちらのApple Watch【もしものお守り】からご参考までに。
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